2014/12/10

ネパール体験記:カトマンズの停電

こんにちは、TABI Loverです。今日は会社を休みました(今はやりのドラマではありませんが・・・笑)。特に用事があったわけではないのですが、先週までの大きな仕事が終わり、ちょっと自分にご褒美をあげたくなったので、自分の好きなことを1日やりました。のんびり起きて、お掃除して、映画に行って、街ブラ・・・そして夕食には大好物の餃子!普通の1日ですが、なんだかとてもゆったり充実した気持ちになれました。たまには自分のために過ごす1日も大切ですね!

本題とは離れてしまいますが、映画の後駅へ向かっていたら、あの「アントニオ猪木」を発見!!どうやら衆議院議員選挙の関係で演説かなにかをしていたようです。猪木の音楽に人だかりがあったので、もしかしたら・・・と思ったら。一枚写真も取れました!テレビで見る通りの顎でした。笑 体は思ったより小さかったかな。

アントニオ猪木発見!
さて、ネパール体験記、今回はカトマンズの生活事情について少しお伝えしたいと思います。観光でそこそこのホテルに宿泊するとあまり気づかないかもしれませんが、半年滞在した際は普通の家へ泊まっていたため、これは本当に死活問題・・・。

カトマンズの計画停電

計画停電というと、皆さん3.11の東日本大震災のあとの夏に節電のために実施されたことを思い出すかと思いますが、ここカトマンズでは常に電力不足のため、秋〜冬は日常のこと。ホテルや裕福な家だと、自家発電システムを持っているので、停電時でも変わりなく過ごすことができますが、それ以外のほとんどの家では本当に困るのです。ネパールは標高も高いので、秋〜冬は日本とほぼ同じくらいの気温です。想像できますか?電気がほぼ無い状態で冬を過ごすこと。

ただ、停電といっても計画的に実施されるのである程度の備えはできます。事前に以下のような停電スケジュールが公開されます。これを見てわかるように、地区ごとに分けられて1日2回4〜5時間の停電があります。運が悪いと、昼間の仕事で外出時は電気がきているのに、家に帰ってから寝るまでの時間は電気なし。ということもしばしばありました。これがまた辛い・・・。「暗い・寒い」の二重苦です。


どうやって切り抜けたかというと、原始的ですが対策は「キャンドル」「厚着」「早く寝る」の3つでした。部屋中にあらかじめキャンドルを置いておき、停電が来るなと思ったらキャンドルをつけて準備します。本当に真っ暗になるので、夜に準備し忘れると結構大変です。懐中電灯でキャンドルをつけにいきます。石油ストーブなどはなかったので、寒際は厚着して、湯たんぽを使ってしのいでいました。キャンドルはなかなか雰囲気がありますが、読書するにもちょっと暗すぎるので、夜の停電の日は早く寝るに限ります。ポジティブに捉えると、暗くなったら寝る、という自然と共に暮らす人間本来の生活をしていたのかもしれません。笑 

ちなみに、シャワーも電気があるときのみお湯がでるので、暖かいシャワーは週に2、3回のみです。生活に慣れてくる冷たい水で体洗うのも平気になっていたし、洗濯も文字通り洗濯板で手洗いでしたので、サバイバル能力半端なくアップしたと思います。


この計画停電は3年前から変わらずに実施されているようです。いつになったらインフラ改善されるのでしょうか・・・。政情不安定なので、こういうインフラ対策をしっかりできる状態ではないんだろうと想像します。

ネパールへ観光される際は、観光客として見える良い部分のみではなく、こういう社会・生活事情を知っておくと、より深く国のことを理解できますので、ぜひ違った視点でも見てみてくださいね!


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