2014/10/27

ESSAY:大人になるということ

こんにちは、TABI Loverです。昨日の夜は突然の嵐でびっくりしました。この時期に雷なんてめずらしいですよね。今日はパッとしない曇り。冬になる前に、秋のさわやかな青空をもう少し楽しみたい!もう10月もあと1週間、季節の移り変わりに敏感に、一日一日を大切に過ごしていきたいですね。

今回は、「旅」とは離れてしまいますが、今日は自分自身について感じたことについて書きたいと思います。
日々の生活に埋もれていると、なかなか自分自身を振り返る機会ってないですよね。旅をすると、日常から離れることで、普段考えないことをゆっくり考える時間を持てることもあります。旅の代わりといってはなんですが、この記事を読んでくださった方にとって、ご自身のことを考えてみるきっかけになったら嬉しいです。旅の醍醐味の一つをこの記事を通して味わって頂けたらと思っています。

大人になって自分自身が変化したと思うことはありますか?常に人間は成長・変化しているので、何をもって大人というのかは人それぞれだと思いますが、最近30歳を目前にして自分自身の変化、そして自分がどんな人間なのか、ということが分かってきたような気がします(年齢がばれてしまいましたね:p)。これが大人になったと言うことなのでしょうか。二十歳という年齢は世間的には大人とみなされますが、私にとっては単に大人になるステージの入り口にようやく立てた、という感じでした。20代本当にいろんな経験を積んで、ようやく今「大人」になれてきたな、と感じることができます。いろんな場面でそれを感じることがありますが、特に目立って変わったなと思うとことは以下の通り。


①人との付き合い方
②自分自身と向き合う
③質より量


①人との付き合い方
特に顕著に変わったなぁと思うことの一つに「人との付き合い方」があります。以前は「とにかくたくさんの人と仲良くしたい。仲が良い人は多い方がいい。一人でいるより友達といたい。」という考えだったのでスケジュールもほぼ埋めていましたし、交流範囲は非常に広かったです。多くの人と関係を深めることに喜びを感じていました。当時の人間関係は私の人生の中で財産になっていますし、今でも人間関係はとても大切なものだと思っています。ただ、以前のように「たくさんの人と分かり合いたい。常に友達と一緒にいたい。友達は多い方がいい。」とは思わなくなりました。幅広い交流よりもむしろ「濃密な交流」を求めるようになってきた気がします。気が合わない人と無理して仲良くしようとあまり頑張らなくなりましたし、自分が自然体でいられて本音で話せる「本当の友達」がいればいいと思うようになりました。頑張って周りのペースに合わせるくらいなら一人で自由に過ごした方が心地よく感じます。ただ、旅などでの出会いは別次元でより重要視するようになりました。いろいろな価値観を受け入れられるようになってきたので、自分と似たような人たちばかりではなく、自分との違い(性別・年齢・人種・文化・考え方など)から学び、刺激を受けることに喜びを感じます。「日常では自分が自然体でいられる人との濃い付き合い、非日常では様々な人との出会いから刺激を受ける」、こんな風に人との付き合い方が変化してきました。



②自分自身と向き合う
①と関連していると思いますが、自分自身を見つめなおす機会が増えてきました。以前は常に「外に、外に」といった感じで、新しいものをたくさん吸収して、自分の世界をできる限り広げていきたいという意識が前面に出ていたかと思います。今でも日常生活や旅などを通した「新しい発見、出会い」は、自分自身にとって非常に大事なものです。ただその新しい出会いをどのように自分自身に関連付けるか、といったところが年齢を経るごとに強く意識するようになってきたような気がします。新しい人に出会ったとき、その人から自分はどのような影響を受けるのか、新しく何かを始めた時、それは今後の自分の人生の中でどんな位置づけになるのか、といったように、より自分自身に振り返るようになりました。外にばっかり向いていた目が、外を見つつも、自分自身を見つめることが増えてきました。日常生活においては、毎日予定ぎっしりにつめるのではなく、一人の時間や、リラックスする時間、趣味の時間、運動する時間、考える時間など、「自分のため」に過ごすことが以前よりはるかに増えました。健康を意識するようにもなりましたし、毎日心も体も元気に過ごすために、一日ごとにリセットできるような余裕を持つようになりました。自分にとって無理のない、健康で幸せでいられるペースがつかめるようになってきたというのでしょうか。無理なことをしがちだった20代前半~半ばとは、大きく変わった事のひとつだと思います。




③質より量
「もの」に対して求めることも変化してきたような気がします。「とにかく量、そして安く!」がこれまでのモットーだとしたら、今では「本当に必要なものだけ、質のいいものを」という考え方にシフトしてきています。私TABI Loverは大食いのため、今でも量重視の大盛りメニューも大好きですが、食以外のものに対しては、量はあまり求めなくなりました。引越しを何度か経験して、「モノは増やさないようにしよう」と思ったことも影響していると思いますが、手当たり次第ものを買うことはなくなりました。買うときも、今使っているものは必ず捨てるなど、交換を意識しています。本当に欲しいものがあれば、割とスパッと買うこともありますが、基本「モノ」にあまりお金はかけません。買うとなったら、長く使えて質のいいものを選びます。流行はほとんど気にしません。自分がいいと思ったもの、自分に似合うものを身につけます。そうなれば結構お金あまるんじゃない?と思われるかもしれませんが、実はモノ以外への出費は増えてきました。旅を含めた経験(一番大きい)、人との交流、食など・・・。形には残らないですが、より自分にとっては大切なものだと思っています。なぜなら、モノはいつでもお金で買えるけど、これらのものは買えませんし、機会を逃したら同じ経験は二度とできません。今この年齢でするからこその感じ方があると思います。また経験や出会いで得たものは後にも別の形(思い出、人間関係など)で残ります。人それぞれの価値観はあると思いますが、私にとって、モノで変えないものは本当に大切です。皆さんは、本当に自分にとって大切なものにお金を使っていますか?


最後に、①~③を見返すと「より自分らしく生きるようになってきた」ということが共通していることに気がつきます。「自分らしく」生きるには、まずは自分自身を理解しないといけません。どうすれば、自分が幸せを感じ、毎日充実して過ごすことができるのか。それを見つけるためには、時々自分の時間を作り、自分を見つめなおすことが必要です。それができれば、自然と自分には何が必要なのかが分かってきます。どんなものが必要で、どんな時に幸せを感じ、何にお金を使うべきなのか。きっと私はその「自分を見つめなおす」段階に入ってきたんだと思います。特に決まった年齢はないと思いますが、周りと自分を比較せずに向き合えるようになるには、やはりある程度の経験を積み、たくさんの人に出会うことが大切な気がします。そうした経験の中で自分が何を感じ、考え、どう行動したのか、というところが自分という存在の発見につながるからです。どう生きるかは自分次第。これからもいろんな経験をし、素晴らしい景色を目にし、いろんな人と出会い、そして大切な人との時間を過ごすことで、自分の人生を豊かにしていきたいと思います。


TABI Lover

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